【9月3日】
アムにとっての部屋。
少しだけ私たちも出入りはするけど、一人でいたいアムの為に作ってあげた部屋。
別々の部屋で寂しい気もするけど、時々会いに来る私たちにアムは喉を鳴らして歓迎してくれる。
これでいいんだよね・・・きっと。
アムが少しずつお別れを伝えてきてるような気がする。
今日はちょっとそれを感じた。
いきなりだとビックリさせちゃうから、少しずつ少しずつ、喉を鳴らしながらお話してくれてるんだと思う。
アムはもう、部屋から出ることはできなくなった。
トイレまで歩くけど、今日は全部失敗してた。
たぶん、精一杯なんだと思う。
それでも、ちゃんと自分で歩いてトイレしようって気持ち、アムは偉いよねって褒めてあげた。
いろいろ思うと辛いけど、きっとアムの方がもっと辛いんだよな。
アムだってどうしようもないんだもんな・・・
【9月4日】
朝一番、アムの部屋に行って撫でたら、
クーッ・・・グルグルグルグル・・・クーッ・・・グルグルグルグル
顔を私の手に摺り寄せてきて喜んで寄ってきた
「寂しかったよー」そう言って思いっきり甘えてきてるように感じた。
時間の許す限り撫でて、声を掛けて、お話ししながら撫でてあげた。
仕事から帰ってきてアムの様子を確認。
今朝のような甘えっぷりはなく、少し体調は悪い様子。
エサをあげてもプイだった。
それから主人が帰ってきて、たまにはアムのことこっちの部屋に連れてくるか?ということになり、少しの時間だけ私たちのいる居間に抱っこして連れてきた。
でも、今日はやっぱり体調が悪いんだな。
床に寝ていても、頭を動かすときにクラクラとまるで眩暈を起こしてるかのような動作をしてた。
トイレに歩く姿も足がクロスしていてフラフラしてた。
・・・やっぱり部屋に戻してあげることにした。
貧血の状態なんだもんな。
無理させちゃいけないね。
朝の様子だと調子良さそうだったんだけど・・・
ずっと続くというわけじゃないんだな。
今日は朝にちゅーるを食べたきりだった。
【9月5日】
朝起きて、まずアムの部屋に行く。
横になったままで、目をパッチリさせてこちらを見ている。
静かに近くに寄ってアムを撫でる。
グルグルいってくれるかな?そう期待したけどそれは無かった。
夜中にトイレに行った形跡はなし。
昼。
昼休みを使って一時帰宅。
エサはやっぱり食べないまま。
アムの隣でカップラーメン食べたけど全然美味しくない。
夕方帰宅。
アムはやっぱり調子悪そう。
頭を上げてるのも辛いのかもしれない。
傍に行って優しく撫でてあげる。
今はこれしか出来ない。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
アム。すっごく頑張って我慢してると思う。
「クー・・・」
鳴く声が切なくて、どうすることも出来なくて、ホント悲しい。